物件の概要
室内には、ラドンを放出する専用の壁材を採用。
目に見えないものだからこそ、 施工精度と安全性に配慮した設計が欠かせません。
必要な性能を確保しながら、 空間としてはあくまでシンプルに。
落ち着いた色味とやわらかな光が、 心身をゆっくりと包み込みます。
ラドン浴サロンを計画するうえでの課題・背景
ラドン浴という専門性の高いサービスを、利用者にとって身近な体験として成立させることが、本計画の出発点でした。
設備や機能が前面に出すぎると敷居が高く感じられるため、初めての方でも構えずに利用できる空間づくりが求められました。
また、日常的に通うことを想定し、特別な施設ではなく、落ち着いて過ごせる環境であることも重要な条件でした。
専門性と日常性の距離をどう縮めるかが、本計画における大きな課題です。
計画時に重視したポイント
計画にあたっては、壁に塗り込んだラドンの特性を活かし、室内に広がるラジウムを効率よく体感できる空間構成を重視しました。
人の滞在位置や姿勢を想定し、家具の配置まで含めて設計しています。
また、洋服のまま気軽に利用できる点を前提に、畳の納まりや家具の色味・高さを調整。
圧迫感を抑え、長時間でも落ち着いて過ごせる設えとしました。
専門性を空間に落とし込み、体験のしやすさにつなげること。
それが、計画時に特に重視したポイントです。

